【地域連携】防災政策についての提案をさらにブラッシュアップ(1/29)

昨年11/22に開催された高校生フォーラムで、町の防災対策についての提案が市長賞を受賞したことを受けて、12/10には町役場の防災担当の方々との懇談もしました。しかし、その中で出てきたのは、自分たちの提案をさらにブラッシュアップする必要性です。
「退屈でストレスの多い避難所に息抜きエリアを作ろう」「高校生による小中学生向けの防災講演会を実施しよう」、この2つの政策をここからさらに煮詰めていきます。

“高校生の提案”のうちは、「高校生らしい目あたらしさ」でよかったかもしれませんが、実際に町の政策として実施するとなれば明確な責任が発生します。実際に政策推進にあたっていただくのはプロである町の職員さんたちですし、経費は税金です。施策の対象は猪名川町民ということになります。
そこで、昨年町役場の方々と話したことも踏まえて、自分たちの提案について考えを深めることにしました。

提案をブラッシュアップしていくためにはまずは自分たちの提案のコンセプトを明確化する必要があります。なぜ自分たちはその提案をしたのか。ここがしっかりしていかないと、誰を対象にするのか、目的は何か、といった議論をしていくにつれて”ブレ”てきてしまいます。
ありがちなのは、調べものをしているうちに、どこかに書いてあったようなものに提案が”乗っ取られてしまう”ことです。”どこかに書いてあること”は、高校生である自分たちの考えたことよりしばしば洗練されて見えてしまい、だんだん自分たちの元の提案の色が薄くなっていってしまいます。そうなれば、プロである猪名川町役場におまかせすればよいということになってしまい、自分たちが取り組む意味がなくなってしまいます。

自分たちのコンセプトは「避難所で取り残されがちな存在である子供たちに対してのアイデア」です。
このアイデアは町役場の方々と話したときにも「いま役場でも”必要だ”と話していたことだ」ともおっしゃっていただきました。それにとくに学校のある阿古谷地域のような高齢化しているところの避難所だと後回しにされがちな議論でもあります。ぎゃくに、農村地帯なので高齢者が元気(農作業などを日常的にしている)で連携がとれている(行事などを協力してやっている)ため、高齢者が多くても都会の避難所と較べて自立していて、むしろ高齢者対策より必要性が高いかもしれません。

そして、次いで考えるべきことは、説明がつくものに組み立てていくことです。自分たちのプロジェクトではなく町のプロジェクトであるならば、多方面からの疑問に答えられなければいけません。

まずは、政策には対象者や目的がありますから、その政策に”必要性/必然性“がなくてはなりません。「そんなの必要ですか?」に対して「必要です!」と答えられなくてはいけません。
・”避難所に”それが必要か
└避難してくる人に必要とされるか/災害時に避難所に避難してくるような人に必要か
└災害時にあえて避難所という場所にそれが必要か
・これからの政策としてそれが必要か
└もうすでに避難所にあったりはしないか
・公共的か
└行政が税金で設置する避難所に必要か

また、じっさいの政策なら”実現可能性“についても検討する必要があります。「そんなのできるんですか?」に対して「実現できます!」と答えられなくてはいけません。
・経費の問題がないか=あまりに膨大な経費を要したりしないか
・準備期間の問題がないか=あまりに膨大な時間を要したりしないか(できれば彼らが在学している次年度に実現させたい)
・科学的/合理的に実現できることか
└それを実現するための技術などはすでにあるのか
└避難所という場所でできる規模のことか

“自分たちのコンセプトと合致する”と”必要性/必然性がある”と”実現可能性がある”のベン図の重なったところに具体的なプロジェクトがはまっていないと、政策とはいえません。

さて、ここから煮詰めていく方法ですが、「コンセプト/必要性/実現可能性を満たす具体策は?」から考えていく方法(演繹的思考)はけっこう難しい方法です。むしろ、思いついた具体的なアイデアを「それってコンセプトにあう?必要性ある?実現可能?」と検証していく方法(帰納的思考)のほうが議論は容易です。「ベン図の真ん中にハマるアイデアは?」という考えかたと「思いついたアイデアはイケてるアイデアか?」という考えかたを往復しながら、これからアイデアを煮詰めていくことになります。
また、「子供」と一言にいっても、幼児から中学生まで必要な施策は違います。具体的なものをイメージングするときには、少なくとも幼児向けと中学生向けくらい(範囲の両端)のことを考えなければいけません。

さて、自分たちの提案はどういうカタチで実現に繋げられるでしょうか。

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