文部科学省委託事業|地域×生徒×農業 — 専修学校を核とし相互課題を解決するネットワークの構築

【自立支援】認定NPO法人DxPによるLINE@を活用した悩み相談スタート(7/19)

高校生にはさまざまな悩みがあります。勉強のこと、友人関係のこと、家族のこと、将来のこと。悩みが重くなりすぎて自分の将来に希望が持てなくなってしまう子供もたくさんいます。とりわけ、不登校経験や発達障害や経済的困難などを抱えている子供たちにはその傾向はより強くなるでしょう。そういったときに安心して相談したり、頼ったり、逃げ込んだりできる人や場所が誰にでも必要です。それは家族だったり、先生だったり、友人だったり。当事者以外はしばしばかんたんに「お父さんお母さんに頼ればいいよ」「先生に相談したらいいよ」と言いますが、それが困難である場合もあります。悩みを理解してもらえなかったらどうしよう、頼ることで信頼を損ねたらどうしよう、相談するのはけっこう勇気のいることです。悩みで疲れているときには、他人と話すのも、電話をかけるのも、とても億劫なものです。

 認定NPO法人DxP(ディーピー・以下DxP)は、そういう「しんどさを抱えた高校生たち」を支援する団体です。通信制高校・定時制高校などにプログラムを提供したり、安心して人とコミュニケーションできる場を提供したり、卒業後のキャリア相談に乗ったりしています。理事長の今井紀明さんは、猪名川グローカルプロジェクト・自立支援分科会のメンバーでもあります。
このたび、猪名川甲英高等学院はDxPがおこなっているLINE@による高校生の悩み相談のサポートを受けることになりました。

先生たちは子供たちに信頼されているので、日々子供たちからさまざまな相談を受けています。それに加えて、今年からスクールカウンセラーの先生にも来ていただいています。「先生に相談しにくい内容」だってあるでしょう。そして、今回のDxPによるLINE@によるサポートなら、「直接ひとに相談するには勇気がいる」とか「きっと他の人にとったらくだらない悩みだろうし(しばしばそんなことないんですが…)相談するのも億劫」という子供でも、気軽に相談できるようになりますます。DxPのサイトに詳しくありますが、「LINEに「ライブラボ」を友達追加→LINEで相談→D×Pのライブラボのスタッフがサポート」というふうになっています。
これまでの学校は、外部の相談窓口を設けることに積極的ではありませんでした。教師が子供の悩みを独占的に把握しておきたい、専門性を持ち子供に日々接している教師こそが悩みを解決できるはずだという考えもあったのでしょう。しかし、悩みを抱えている子供の側からすれば、必ずしも教師がいつ何時でも何でも相談できる相手とは限らないはずです。


DxPのLINE@での相談体制がスタートするに際し、きょうはDxPの理事長である今井紀明さんが講演しにきてくれました。それぞれの人には特性や向いている仕事があり、それを自覚できているかどうかでその仕事を楽しめるかどうかが決まるということ、その自覚を得るためにさまざまな経験をしたりいろいろな人と話したりしたほうがいいということなどをお話しいただきました。
講演の最後には「先生や親や友達、なんでもいいけれど、3つ以上自分が頼れる先や安心できる場所があったほうがいい」という話をされました。なかなかそれがみつからない、とか、安心して頼れると思っていたけれどいざ相談するとなると勇気がいる、というときに、LINE@によるDxPの相談を活用できればと思っています。