文部科学省委託事業|地域×生徒×農業 — 専修学校を核とし相互課題を解決するネットワークの構築

【農業教育】ゴルフ場整備の見学(9/24)

猪名川甲英の子供たちは農業を勉強していますが、全員が就農を目指しているわけではありません。一方で進路を考えるにしても、勉強した農業の技術や知識を少しでも活かせる仕事や、農業と親和性の高い仕事にどんなものがあるのかもほとんど知りません。教員と議論していて、植木の剪定やゴルフ場の整備などの仕事についても知っておいたほうがいいのではないかということになりました。そこで、学校に隣接して立地している(学校から丘を1.5km登ったところ)猪名川グリーンカントリークラブに相談にいってみました。

対応していただいたのは副支配人の源代さんとコースマネージャーの北野さん。聞けば、ゴルフ場整備の仕事はゴルフ場ごとにやっているが、求人が難しくなってきていているということ、ぜひ仕事を知ってもらいたいし”おとなりさん”なので、見学は歓迎だと言っていただけました。
ゴルフ場の整備は大型機械による芝の刈り込みカップを切る清掃などが仕事です。早朝からコースの整備を、18ホールあるうちの後半のコースから整備していきます。早朝のお客様がまだ回ってこない先を整備していくかんじです。最後のお客様が回り始められると、追いかけるように前半のコースを整備していきます。早朝だと生徒の登校より早い時間帯になってしまうため、午後に見学させていただくことにしました。

さて、見学当日は学校の車で2年生の子供たちをピストン輸送しました。まずは源代さんと北野さんにご挨拶いただいたあと、子供たちは歩いてコースに出ました。
彼らのほとんどはゴルフ場にくるのは初めて。天気もよく、広く開けた丘からの眺めとキレイに刈り込まれた広い芝で、さっそくみんなハイテンションです。「それじゃ、芝を刈っているところまで歩いて降りよう」彼らは大はしゃぎで芝の斜面を降りていきました。

芝を刈っているのはトラクターに芝刈り機がいくつも取り付けられた大型の機械です。フェアウェイやグリーンやラフなどそれぞれを刈るための専用の機械があります。また、刈った芝を吹き飛ばす大型のブロワーを牽引したトラクターも。大型の機械が作業をしているさまは大迫力です。さらには作業をしていた機械を近くで見せてもらいました。
「これに乗るのはどんな免許がいるんですか?」
「ゴルフ場内だから免許はいらないよ、仕事をするならさっそく乗ってもらう」
「そうなんですね!」
特に男子は機械に大興奮でした。

見学後の感想で最も多く見られたのは、ゴルフ場という場所じたいへの驚きでした。
想像を超える広さ、美しく刈り込まれた芝、それが学校のスグ近くにあること。そういったことをアンケートに書いている子供たちが多かったです。
いっぽうで、整備の仕事や道具について関心を持った子供も約半数いて、
・芝刈り以外にどんな仕事があるのか
・作業スタッフに若い人はいるのか
・キレイな環境のなかで仕事をするのは楽しそう
などの感想もありました。

高校2年生は、だんだん将来のことを考え始める時期です。(すでにactivity reportで紹介した)実際の農家でのインターンシップなどに加えて、さまざまな仕事の現場を知る機会を用意していきたいと思っています。

最後に、快く親切に見学をアテンドしていただいた猪名川グリーンカントリークラブのみなさま、ほんとうにありがとうございました。