文部科学省委託事業|地域×生徒×農業 — 専修学校を核とし相互課題を解決するネットワークの構築

【農業教育】ドローンジャパンによる特別講義#1(6/27)

日本では、若年層の就農が少なく農業の将来課題にチャレンジする人材が不足していることが大きな課題です。いっぽう世界では、今後の人口爆発にともなう世界的な食料不足に対応してエコフレンドリーなスマート農業への転換が必要とされています。甲英の子供たちは学校の農園で野菜の栽培などを学んでいますが、グローバルな視点からの農業の課題なども学んでいく必要があります。

 ドローン・ジャパン株式会社(以下DJ)はIoTのなかでもドローンの分野に特化し、海外・IT。農業・人材育成をつなぎ、日本で培われてきた循環型農業を世界に発信するベンチャー企業です。いわば、世界的な農業分野での課題に、日本の篤農家が取り組んでいる有機農法の手法とIT技術によってチャレンジしている企業です。甲英とDJは、ドローンによるセンシングを活用した稲作に実験的に取り組む学びをこれまでも続けてきました。昨年の3年生もじっさいにDJとの協働によって「ドローン米」の栽培を成功させています。有機農法で稲作をするということは、収量も減りますし害虫や病気に晒される危険も高まります。そこでドローンを田圃の上に飛ばしてセンサーで農場の状況をチェック(センシング)することで田圃への適切な処置をおこなうという技法です。

さて、きょうは今年のDJによる3年生向け特別講義の第一回目、DJからは三重県でじっさいにドローン米の栽培に取り組んでいる篤農家でもある辻武史さんにおいでいただきました。

ざんねんながらこの日はあいにくの天気で辻先生といっしょに田圃でドローンを飛ばしたりセンシングしたりすることはできませんでしたが、まずは「そもそもドローンはラジコンヘリと何が違うのか」という話から始まり、「ドローンでどんなことができそうか」といった議論や、生徒が今年栽培しているバケツ稲(ポリバケツを田んぼに見立てて稲を栽培する)を観察して雑草の種類や対策などの講義などをおこないました。

夏休み明けの9月、稲穂が実ったころに、あらためてDJからお越しいただいて講義をしていただく予定です。

(↑前日の授業で学校の田圃の上にドローンを飛行させているようす)