文部科学省委託事業|地域×生徒×農業 — 専修学校を核とし相互課題を解決するネットワークの構築

【地域連携】地域の餅つきに参加(12/22)

阿古谷まちづくり協議会主催の餅つきと防災訓練がありました。
防災訓練は地域にとって重要なイベントですが、参加者が減少しがちです。なので、阿古谷地域では、午後からの防災訓練に先んじて、午前中にはもちつきや炊き出しなども合わせておこなうことで「楽しいイベント」にしています。

生徒たちが暮らす地域も含めて、こうした地域のイベントは減少しつつあります。しかし、農村では、台風などの災害時や田んぼの世話やお年寄りの見守りなど、地域の協力がなければふつうの生活が成り立ちません。だからこそ、イベントを通じて「地域のみんなで協力して手分けしてなにかをやりきること」を日ごろからすることで”地域力”を維持しているのです。
中には「じっさいに餅つきに参加するのは初めて」という生徒もいました。甲英の生徒として阿古谷地域の活動に参加することは、彼らにとってたいへん貴重な体験です。

バーナーで大きな釜を煮立たせてもち米を蒸します。蒸しあがったもち米は臼に移します。まずは杵に体重をかけて練り込むようにもち米を潰していきます。だいたい潰せたらいよいよ餅つき。振り上げた杵はその重さで落とすようにつくのがコツです。合いの手は餅を外側から内側に折り込むようにします。ベテランの地域のおじさんたちからコツを教えてもらいながら交代でつきます。
「おいおい、冷めたら餅にならへんのやで、さっさとつかんと(笑)」
「腰が入ってへん、そんな力任せに振り下ろさんと杵の重さでつかんかい(笑)」
初めは慣れないようすでおじさんたちから笑われていたみんなも、コツを掴んでどんどんじょうずになっていきます。

なめらかになったらつきあがり。つきあがった餅は丸めていきます。臼と杵でついた餅は粘りけが強く、とても食べごたえがあります。砂糖醤油やきな粉やあんこ、いろんな味をつけてついたそばからみんなで食べていきます。あわせて豚汁も振るまわれます。実はこれはたんなる楽しいイベントというわけではなく、災害時の炊き出しの訓練も兼ねているのです。

餅つきで盛り上がっているそばでは、地域のスポーツ推進委員さんたちが主催でグラウンド・ゴルフやペタンクなどをおこなっていました。推進委員さんに声をかけてもらった何人かの生徒はペタンクに初挑戦。また、さらには体育館では、いながわふるさと塾さんの「いながわかるた」もおこなわれるなど、地域の年末の”お楽しみ会”になっていました。そのあと、生徒が帰ったあとでは猪名川消防と地域のみなさんとで防災訓練をしました。

今年一年も、地域のみなさんにかわいがっていただいて、甲英の生徒たちは貴重な体験をたくさんさせていただくことができました。甲英の生徒たちには、しょうらいそれぞれが家庭を築いたり生活したりするまちで、その地域のための活動をできるような人になってほしいと思っています。