文部科学省委託事業|地域×生徒×農業 — 専修学校を核とし相互課題を解決するネットワークの構築
地域×生徒×農業
ー 専修学校を核とし相互課題を解決するネットワークの構築 ー
文部科学省 専修学校による地域産業中核的人材養成事業
(学びのセーフティーネット機能の充実強化)
本事業(猪名川グローカルプロジェクト)は、地域×学校×農業の3者が、学校を核として連携することでそれぞれの課題解決を図るという取り組みです。
具体的には学校と外部(地域団体や農家や企業など)と連携して教育カリキュラムを設計・運営をしていきます。事業の初年度である2018年度は、深いコミュニケーションによって互いの課題を共有しました。2年目の2019年度は実証講座を精力的に試行することで、その生徒にもたらす効果や学校運営上の課題の抽出をおこないました。
事業最終年度の2020年度の学校運営は、年度当初から新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けました。長期に渡る休校や年度開始の遅れなどに加え、今年度実施の見込みの立てられない事業や大きな変更を余儀なくされる事業もあります。そんななかでも、これまで2年間の実験の結果を今後の学校運営に活用/反映/定着させるために、積極的な取り組みをおこなっていきます。
2018年、文部科学省「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」のメニューの一つである「教育プログラム等の開発」に新規事業として加わった「学びのセーフティネット機能強化に向けたチーム高等専修学校の構築」のモデル構築に、猪名川甲英高等学院は「学びのセーフティネット機能強化に向けたチーム高等専修学校の構築」のモデル構築に、「地域×生徒×農業 ― 専修学校を核とし相互課題を解決するネットワークの構築 ― 」という事業を提案し、参画することになりました。
もとより猪名川甲英高等学院は、文科省が事業趣旨に謳うとおり、「各地域から人的・物的協力などを得ることでカリキュラムの実効性、事業の効率性を高めつつ」運営されてきました。「地域のためが子供のため・子供のためが地域のため」そういう教育はこれからもゆっくりと醸成していくつもりでした。文科省の事業に参画することを機に、「猪名川グローカルプロジェクト」として、想定していたチャレンジを一気に進めていくことにしました。
猪名川甲英高等学院では、さまざまな課題や生きづらさを抱えた子供たちが、農業の授業を通じてそれぞれに役割があること、助け合って活かし合うことで多様性のなかで生きることを学んでいます。私たちから、農業の学びを通じた「学校+地域+農業」によるフレームを提案していきます。
地域農業の課題を議論し、地域の農業従事者との協働や郊外での実習を通じたカリキュラムを設計する
阿古谷町と猪名川町の課題を議論し、学校と地域の協働で課題を解決するカリキュラムを設計する
さまざまな課題を抱える子供たちにふさわしい学びやサポートを議論し、適切なサポート体制を構築する